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ペーパーコードチェアのデメリット5選と解決策|Yチェア歴5年の本音レビュー

ペーパーコードチェアのデメリットを分かりやすく解説する記事のイメージ 北欧家具

Yチェアは、ただ“おしゃれな椅子”というだけではなく、
暮らしの空気までやわらかく変えてくれる、不思議な存在です。

けれど実際に購入を考えると、
「ペーパーコードってどれくらい持つの?」
「デメリットは?後悔しない?」
そんな不安が頭をよぎりますよね。

私も同じでした。
5年前、念願のYチェアを迎えたときは嬉しさがいっぱいで、
同時に“そっと緊張”もしていました。

この記事では、
Yチェア歴6年の私が、実際に使って分かったデメリットと、その解決策を正直にまとめました。

ネットの情報や一般論ではなく、
“生活の中でどう感じたか”にこだわって書いています。

結果を先に言うと、
「思っていたほどデメリットは多くない」
これが6年間使い続けた正直な感想です。

それでも、購入前に知っておくと安心なポイントはいくつかあるので、
後悔しないためにも、ゆっくり読んでいってくださいね。

すみれ
すみれ

実体験を元にご紹介します

Yチェアに限らず、ペーパーコード椅子全般に共通していると思いますので、ぜひ参考にしてください。

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5年使って感じた「本当に気になるデメリット」は意外と少なかった話

実際に使用しているペーパーコード椅子の写真

まず最初に伝えたいのは――
“ネットで言われるデメリットと、実際に暮らしで感じるデメリットは別物”
ということ。

「硬くて座り心地が悪い」
「沈み込む」
「シミになる」
「毛羽立つ」

たしかに、そういう声はよく見かけますが、
私の場合は6年使っても、
そこまで神経質になるようなことはありませんでした。

ただ、人の暮らし方や家族構成によって気になるポイントは変わるので、
ここからはひとつずつ、丁寧に見ていきますね。

デメリット① 硬い?お尻が沈み込む?どちらも“マイナス”ではなく“育つ心地よさ”

Yチェアの座面は、最初はしっかりとした張りがあります。最初は硬く感じるのは、ペーペーコードがピンっと張っているから。
でも使っていくうちに、ふわっと馴染むような柔らかさが出てきます。

そしてここがポイントなんですが——

私はこの“沈み込み”が全く気にならないどころか、むしろ座り心地が良くなると感じています。

革の財布が手に馴染んでくる感覚に近いかもしれません。

もちろん、最初の硬さを心地悪く感じたり、
「沈む=劣化」と感じる方もいるので、
気になる方はクッションで調整すればOK。

ただ、生活の中で普通に座っている限り、
“デメリット”として大袈裟に心配する必要はありません。

デメリット② 飲みこぼし問題 → 実際はほぼ起きないし、ワックスで守られている

最初に抱く心配は「紙だから汚れやすい」「水に弱いのでは?」という点。
実際、見た目の印象からはそう思えてしまいますよね。

SNSではよく
「シミになる」「汚れが取れない」
といった声もありますが…

正直なところ、私はほとんど気になったことがありません。

なぜなら——

そもそも座面にこぼれる前に、まず自分にかかる(笑)
飲み物ってそんなものですよね。

さらに、
Yチェアのペーパーコードは樹脂で保護されているので、
軽い汚れならしみこみにくい仕様なんです。

ただし、子どもがいる家庭は例外。
うちの息子たちには、そもそもYチェアに座らせていませんでした。

大人だけで使うなら、
“シミ問題”はそこまで気にしなくて大丈夫です。

デメリット③ 毛羽立ち・ささくれ → 5年使ってもほぼなし

「やっぱり紙だから弱いのでは?」と私も購入前は不安でした。
ですが、実際に5年間毎日使った結果は予想以上に丈夫でした。

  • ほつれなし
  • 編み込みの緩みなし
  • 座面の張りもまだ十分

という状態で、まだまだ現役です。

「毛羽立つ」「ささくれる」
これもよく聞く話ですが——

私は5年使って、ほとんど気になることがありません。

5年近く使用したYチェアのペーパーコードの座面
5年近く毎日座っているペーパーコードの座面

もちろん、
猫が爪で引っ掻いたりすると出やすいかもしれないので、
家庭環境による部分はあります。

でも、普通に大人が使うぶんには
“デメリット”と呼ぶほどのことはないと感じています。

北欧では20〜30年使った後に張り替えるのが普通で、張り替えればさらに長持ちします。
ペーパーコードは“弱そうに見えて実はタフ”な素材 だと実感しました。

デメリット④ ギシギシ音は出る。でも“不快な音”ではない

ここは唯一「人によっては気になるかも?」というポイント。

Yチェアは、座りながら体を動かすと
ギシッ と音が鳴ることがあります。

ただ——

これは、友人に「音って気になる?」と質問されて初めて
「あ、そういえば鳴ってるかも?」
と気づいたくらいで、

普段は全く気になっていませんでした。

カウンターチェアなどの
“キィキィ音”ではなく、

木とコードが馴染むような
“柔らかいギシッ” なんです。

だから、生活音として気になる方は少ないと思います。

デメリット⑤ 張り替えは必要。でもそのぶん“一生モノ”になる

ペーパーコードは永遠ではないので、
だいたい7〜10年で張り替えが必要になります。(Yチェアに関しては20年ともいわれています)

ただし、ここが本当に大事——

張り替えると新品同様に戻ります。

つまり、“買い替える椅子”ではなく
“育てていく椅子”なんです。

張り替え費用はかかるけれど、
そのぶん長く愛せる家具であるとも言えます。

私は6年以上使用していますが、全く問題ないのでしばらく張り替える予定はありません。

ペーパーコードチェアのメリット

デメリットばかり目立ちますが、私が実際に長く使って「やっぱりこの椅子を選んで良かった」と思う瞬間ばかりです。

  • 部屋に置くだけで空気が変わる
     木の温もりとペーパーコードのやさしい雰囲気が、部屋をほっとする空間にしてくれます。帰宅して椅子に腰掛けると、自然とリラックスできるんです。
  • 軽いから日常使いが楽
     掃除のときに片手で持てるので、重たい椅子のように「よっこいしょ」と言う必要がありません。毎日のちょっとした家事がラクになるのは大きなメリット。
  • 体に馴染んでいく感覚
     最初は固くても、少しずつ自分の体に合わせて沈み込み、しっくりとした座り心地になります。「ああ、自分だけの椅子になっていくんだな」と感じられるのが嬉しいポイントです。
  • 長く付き合える家具
     5年使ってもまだまだ現役で、張り替えればさらに何十年も一緒に過ごせる。大切に暮らす楽しみを教えてくれる家具だと思います。

デメリットを解決する方法

「デメリットがあるならやめておこうかな…」と思った方もいるかもしれません。
ですが、多くのデメリットは工夫次第でカバーできます。

特におすすめなのが 専用クッション

  • 座り心地を柔らかくできる
  • 跡がつかない
  • 汚れ防止になる
  • 猫対策にもなる

クッションを使えばデメリットはほとんど気にならなくなり、より快適に使えます。

クッションについてはこちらで紹介しています。

まとめ|デメリットを知っておくと、もっとYチェアを好きになれる

自宅で4年使用しているペーパーコード椅子
5年使った我が家のYチェア

ペーパーコードチェアは、決して完璧な椅子ではありません。
でも、その小さな不便さも含めて「暮らしの一部」になっていくのが、この椅子の魅力だと感じています。
毎日の生活の中で、自分や家族と一緒に時間を重ねていくうちに、愛着が深まっていくんです。

6年間使って思うのは、
ペーパーコードのデメリットは「大きな欠点」ではなく「個性」 だということ。

・育つような座り心地
・思ったほど汚れない
・毛羽立ちも少ない
・ギシギシ音も生活の一部
・張り替えれば何十年も付き合える

“手がかかるけれど、そのぶん愛着が湧く”
そんな家具が好きな人に、ペーパーコードチェアはぴったりです。

最後に、
「もっと素材の基本から知りたい」という方は、
初心者向けのライト記事にもまとめてありますので合わせてどうぞ。

関連記事:チェアにペーパーコードってあり?なし?知っておきたい座面素材の基本

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